交通事故被害者の慰謝料請求のための情報庫

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慰謝料の計算方法は?

ここでは死亡慰謝料と怪我による慰謝料について触れておきます。

死亡慰謝料 : 自賠責基準 法的賠償基準 任意保険基準

怪我の慰謝料 : 自賠責基準 法的賠償基準 任意保険基準

後遺障害慰謝料については 後遺障害慰謝料はいくら? のページをご確認下さい。


死亡慰謝料

死亡慰謝料は以下の基準により計算されます。
これらの基準は遺族全員に対する慰謝料の合計額で、
配分については遺族間の事情に応じて決められます。

またあくまでこれらは基準であって、あくまで具体的な事情に応じて増減されます。
一応の目安ということです。

基準には自賠責基準と、法的損害賠償の権利としての基準があります。

また、かつての任意統一基準というものは存在しませんが、保険会社は社内の基準として任意に基準を設けてそれに従って提示を行っています。一例を参考として載せておきます。

自賠責基準

自賠責基準というのは、自賠責から支払われる金額を示したものです。

自賠責は加害者の損害賠償義務を肩代わりするものではなく、あくまで被害者救済の目的のためにある制度で、
いわば交通事故の生活保護とも呼べる性質のものです。

この基準による金額は一律支給される金額で、損害賠償の正当な金額ではありません。
何も言わないでいると保険会社は自賠責の範囲でしか補償をしないことがありますので、注意が必要です。

自賠責
本人の慰謝料350万
遺族の慰謝料被害者に被扶養者がいる場合被害者に被扶養者がいない場合
請求権者1人の場合750万550万
請求権者2人の場合850万650万
請求権者3人以上の場合950万750万

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法的損害賠償の権利としての基準

弁護士会基準、裁判所基準、地裁基準などと呼ばれている基準で、
(財)日弁連の交通事故相談センターが発行する『赤い本』と『青い本』という本によってその基準が示されています。

これらは過去の判例などのデータを統計することによって得た基準で、
正当な法的請求額を基準化したものと言えます。

この基準が交通事故の賠償請求の基準となるのですが、
保険会社にとっては少しでも支払う保険金を少なく済ませたいために、
ケースによって自賠責基準や任意基準などによって保険金の提示を行います。

赤い本青い本
一家の支柱2,800万円一家の支柱2,600万円〜3,000万円
母親、配偶者2,400万円母親、配偶者2,300万円〜2,600万円
その他2,000万円〜2,200万円その他2,000万円〜2,400万円

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任意保険基準

これはあくまで参考として掲載するものです。

現在は任意保険の統一基準というものはありませんので、単に各社が独自に基準を設けているにすぎず、
被害者はこれに拘束されません。

とは言え保険会社がこうした社内基準によって賠償額を算出しているのは事実ですので、
こうした基準を知らなければ被害者にとって不利な交渉となることは否定できません。
よって一例として某保険会社の基準を掲載しておきました。

任意保険(一例)
一家の支柱1,500万〜2,000万
18歳未満の未就労者1,200万〜1,500万
高齢者1,100万〜1,400万
上記以外1,300万〜1,600万

死亡に対する損害賠償としては、慰謝料のほかに逸失利益が支払われます。

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怪我の慰謝料

怪我の慰謝料にも、死亡慰謝料と同様に3つの支払い基準があります。

自賠責基準

自賠責保険からの怪我の慰謝料は、通院期間に1日に対して4,200円の定額と決まっています。

ただし自賠責からの怪我に対する支払いは上限が120万までと決められていますので、治療費や休業損害など、
慰謝料以外の支払いを合算して120万を超えると、120万を超える部分については自賠責からは支払われません。
この場合は保険会社は自賠責の基準での慰謝料計算を行いません。

1日4,200円の支給の根拠となる「通院期間」の認定についてはルールが定められており、
事故から治療終了までのいわゆる「総通院期間」と、
実際に通院した日数である「実通院期間」の2倍の日数のどちらか少ない日数を
「通院期間」として認定することとされています。

例えば総通院期間が180日、実通院期間が60日である場合は、180日>60日×2(120日)ですので、
少ないほうの120日が通院期間として認定され、
総通院期間が同じく180日、実通院日数が100日であれば、180日<100日×2(200日)なので、
少ないほうの180日の認定となります。

つまり、「総通院期間を限度として、実通院日数の2倍を通院期間として認定する」取扱いになります。

これは、交通事故の怪我の治療は2日に1回程度は通院して、
可能な限り早急に治癒に努めることが被害者の損害拡大防止義務により求められると考えられているためで、
2日に1回通院していない場合は実際の総通院期間からは減額されることになるのです。
逆に2日に1回以上のペースで通院しても、その分は過剰な通院とみなされ慰謝料の増額は見込めません。

後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。

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法的損害賠償の権利としての基準

赤い本や青い本の基準で計算する場合は、
自賠責の「実通院期間の2倍」という計算方法は「実通院期間の3.5倍」として計算します。

自賠責では「2日に1回の通院が妥当」として計算されていますが、
実際には「3.5日に1回の通院が妥当」つまり週に2回の通院が妥当だとされています。

他覚症状のないむち打ちについて赤い本の基準で計算する場合は別表Uを使うこととされていますが、
この場合は「実通院日数の3倍」を通院期間として計算されます。

青い本では、上限値と下限値の間で、症状など個別の事情によって調整します。

赤い本の場合も青い本の場合も、通常より増額要因が強い場合は、基準や上限値を超えた判断がなされます。

赤い本 別表T
 入院1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月13月14月15月
通院 53101145184217244266284297306314321328334340
1月2877122162199228252274291303311318325332336342
2月5298139177210236260281297308315322329334338344
3月73115154188218244267287302312319326331336340346
4月90130165196226251273292306316323328333338342348
5月105141173204233257278296310320325330335340344350
6月116149181211239262282300314322327332337342346
7月124157188217244266286304316324329334339344
8月132164194222248270290306318326331336341
9月139170199226252274292308320328333338
10月145175203230256276294310322330335
11月150179207234258278296312324332
12月154183211236260280298314326
13月158187213238262282300316
14月162189215240264284302
15月164191217242266286

後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。

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赤い本 別表U
 入院1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月13月14月15月
通院 356692116135152165176186195204211218223228
1月195283106128145160171182190199206212219224229
2月366897118138153166177186194201207213220225230
3月5383109128146159172181190196202208214221226231
4月6795119136152165176185192197203209215222227232
5月79105127142158169180187193198204210216223228233
6月89113133148162173182188194199205211217224229
7月97119139152166175183189195200206212218225
8月103125143156168176184190196201207213219
9月109129147158169177185191197202208214
10月113133149159170178186192198203209
11月117135150160171179187193199204
12月119136151161172180188194200
13月120137152162173181189195
14月121138153163174182190
15月122139154164175183

後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。

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青い本 上限値
 入院1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月13月14月15月
通院 60117171214252284312336356372385395403408413
1月2988144192232268298324345364379390399406411416
2月57115165210248282310333353371384394402409414419
3月84136183226262294319341360376388397405412417422
4月105154199240274303327348365380391400408415420425
5月123170213252283311334353369383394403411418423428
6月139184225261291318339357372386397406414421426431
7月153196234269298323343360375389400409417424429434
8月165205242276303327346363378392403412420427432437
9月174213249281307330349366381395406415423430435440
10月182220254285310333352369384398409418426433438443
11月189225258288313336355372387401412421429436441446
12月194229261291316339358375390404415424432439444449
13月198232264294319342361378393407418427435442447452
14月201235267297322345364381396410421430438445450455
15月204238270300325348367384399413424433441448453458

後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。

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青い本 下限値
 入院1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月13月14月15月
通院 326392115135153168181191200207212217221225
1月164778103125144161174186196203210214219223227
2月316289113134152167179191199206212216221225229
3月467399122142158172184194202208214218223227231
4月5783108130148163177187197204210216220225229233
5月6792116136153168180190199206212218222227231235
6月76100122141158171183192201208214220224229233237
7月84106127146161174185194203210216222226231235239
8月90111132149164176187196205212218224228233237241
9月95116135152166178189198207214220226230235239243
10月100119138154168180191200209216222228232237241245
11月103122140156170182193202211218224230234239243247
12月106124142158172184195204213220226232236241245249
13月108126144160174186197206215222228234238243247251
14月110128146162176188199208217224230236240245249253
15月112130148164178190201210219226232238242247251255

後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。

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任意保険基準

あくまで参考として某保険会社の基準を掲載しておきます。

原則として任意保険基準という統一基準は存在しませんので、
単に保険会社が自社にとって都合の良いように作った基準にすぎません。

ただ、交渉相手の手の内を知っておくことは損にはなりませんので、そういった意味での参考として下さい。

保険会社の交渉手法として「自社の規定でこれ以上出せない」という説明をよくしますが、
逆に言えば「この表によって計算される額までは社内基準として問題なく出せる」という事を意味します。

某社任意保険基準(隔日通院の場合)
 入院1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月13月14月15月
通院 25.250.475.695.8113.4128.6141.2152.4162.6170.2177.6184.0189.0192.8196.6
1月12.637.863.085.6104.7120.9134.9147.4157.6167.6173.9180.1186.5191.5195.3199.1
2月25.250.473.094.6112.2127.2141.2152.5162.6171.4176.4182.6189.0194.0197.8201.6
3月37.860.482.0102.0118.5133.5146.3157.6166.4173.9178.9185.1191.5196.5200.3204.1
4月47.869.489.4108.4124.8138.6151.3161.3168.9176.4181.4187.6194.0199.0202.8206.6
5月56.876.895.8114.6129.9143.6155.1163.8171.4178.9183.9190.1196.5201.5205.3209.1
6月64.283.2102.0119.8134.9147.4157.6166.3173.9181.4186.4192.6199.0204.0207.8
7月70.689.4107.2124.8138.7149.9160.1168.8176.4183.9188.9195.1201.5206.5
8月76.894.6112.2128.6141.2152.4162.6171.3178.9186.4191.4197.6204.0
9月82.099.6116.0131.1143.7154.9165.1173.8181.4188.9193.9200.1
10月87.0103.4118.5133.6146.2157.4167.6176.3183.9191.4196.4
11月90.8105.9121.0136.1148.7159.9170.1178.8186.4193.9
12月93.3108.4123.5138.6151.2162.4172.6181.3188.9
13月95.8110.9126.0141.1153.7164.9175.1183.3
14月98.3113.4128.5143.6156.2167.4177.6
15月100.8115.9131.0146.1158.7169.9

隔日通院でない場合、月平均10日以上通院していればこの表の金額が適用されます。
月平均5〜9日の通院であれば表の金額を2分の1〜3分の2で計算し、
月平均1〜4日の場合は3分の1〜2分の1で計算します。

また、症状の程度や慰謝料の増額事由の存在などによって増額修正することも可能です。
軽症の場合で1割程度、通常の骨折レベルの怪我の場合で2割程度まで、
重傷のケースでは最大で7割程度まで表の金額を増額することが可能です。

後遺障害が残った場合は別途後遺障害慰謝料が支払われます。


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