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むち打ちでお困りの方へ

むち打ち症の多くは他覚的所見がない場合が多く、ともすれば詐病との疑いを持たれがちな症状です。

しかし実際にむち打ちを患っている被害者自身にとっては、
慢性的な首や肩の痛み、しびれ、頭痛、めまいや吐き気、だるさ、頭痛、
といった症状は、中にはうつ病を併発する方も少なくない程つらいものです。

そこへ追い討ちのように保険会社の担当者に不誠実な対応をされると、
被害者意識もいよいよ高まり、間接的な精神的苦痛も相当なものになります。

さらには主治医にも半ば「気のせいだ」と言わんばかりの扱いを受け、そのうち
精神科や心療内科へ回されるといった不当な扱いを受けている被害者の方もいます。


むち打ちのメカニズム

むち打ち症とはどのような仕組みで起こり、どのような症状が起きているのでしょうか。

むち打ちとは、追突事故などのような事故形態の時に、
文字通り首がむちの様にしなることによって起こる症状です。

人間は体のバランスとしてはアンバランスなほどに頭部が発達して大きく重く、
それを支える首は直立歩行によってひ弱になっています。
そこに本来不自然な水平方向の衝撃を受けると、頭の重さで慣性の法則により主に首の骨がむちの様にしなり、
首周辺の軟部組織が悲鳴を上げるのです。

これによって、首の周辺の筋肉や靭帯、軟骨などが損傷を受け、痛みやその他の様々な症状を引き起こします。

この損傷が筋肉や靭帯などに限られている場合は、
軽い場合は整形外科的リハビリによって概ね3ヶ月程度で治ります。
軟骨にまで損傷が及んでいる場合は、診断名は頚椎椎間板ヘルニア等となり、
これによって神経の圧迫などが見られるケースでは、より重度の症状が発生し、
単なるリハビリだけでは改善も思わしくないものとなります。

筋肉や靭帯などの損傷に限られる場合でも、神経の状態によっては症状の思わしい改善が見られず、
常に筋肉が張った状態となり常にピリピリとした神経性の痛みを伴うことがあります。

椎間板に損傷がある場合でも、必ずしもこれが原因で神経が刺激されているとは限らず、
レントゲンやMRIなどの画像診断だけでは詳しい内部の損傷状態がわからないことも、
むち打ち被害者の扱いを不当なものにする要因となっています。


むち打ちの治療

基本的に、むち打ちの治療は整形外科が行うのが一般的です。

理学療法室にて、電気治療や牽引、マッサージなどの処置を受け、
軽いむち打ち被害者の7割程度はこれで治ります。

しかし3割程度の人はこれで思わしい改善が見られません。
理学療法を3ヶ月受けても症状の改善が見られない場合、
神経と筋肉は不適切な悪循環を起こしていると考えられます。

神経は痛みを感じる組織です。神経が痛みを感じている状態になっている時、
痛みの原因を排除するために筋肉は拘縮状態になります。いわゆる張った状態です。

また、筋肉が凝っている時、神経は痛みなどの反応を示します。
つまり筋肉の凝りと神経の症状は連動していてお互い影響し合っています。

筋肉の凝りが収まれば神経の痛みもなくなり、神経の反応がなくなれば筋肉の凝りも収まるのが正常な状態です。
ですからむち打ちによって損傷した筋肉や靭帯の炎症が収まれば、
適度なリハビリによってむち打ちの症状は自然と消失するのが普通なのです。

ところが人間の体はそう単純なものではありません。
一度刺激を受けて興奮状態になった神経が、筋肉や靭帯の炎症が収まった後も興奮し続けることがあります。

こうなると神経と筋肉の関係が悪循環の関係となり、神経の興奮によって筋肉は常に拘縮状態となり、
筋肉の拘縮状態によってさらに神経も興奮するというスパイラルに陥ります。

これが難治性のむち打ちです。

この神経の異常興奮を抑える治療として、ペインクリニックによる神経ブロック治療があります。

異常興奮を起こしている神経に直接麻酔薬を注射することで、
その筋肉の異常な興奮状態の悪事循環をリセットする効果が期待できると言われています。

麻酔薬を注射しますから痛み止めの効果もありますが、
むしろこの悪循環を断ち切るという効果を期待して行われる治療です。
筋肉注射などによる単なる痛み止め注射とは違い、対症療法ではなく根治治療としての効果が見込めるのです。

また、異常のある神経に対してスポット的に麻酔薬を使用しますので、
使用する薬剤の量も抑えられてリスクも低い治療と言えますので、
多少打つ位置によっては怖い治療ではありますが、効果を考えれば検討すべき治療であると言えます。

整形外科のリハビリを3ヶ月程度受けても思わしい改善が見られない場合は、
ペインクリニックでの治療を特におすすめします。


むち打ちの検査と後遺障害

このペインクリニックでの治療をしばらく受けても症状の改善が思わしくない場合、
いよいよ後遺障害ということも視野に入れて検討する必要が出てきます。

むち打ちによって痛みやしびれなどの症状が残っていても、
病院での治療はおおよそ半年程度を目安に打ち切りとされる可能性が出てきます。
これは賠償上、加害者が負担すべきは症状固定までとして、
症状固定後も症状が残存する場合は、後遺障害として扱い、
別途後遺障害に対する賠償としての検討が行われるからです。

後遺障害に認定されない症状が残存した場合は、
実質上は「泣き寝入り」の状態を余儀なくされることになります。
ですから半年程度治療を受けても症状が残っている場合、
適切な後遺障害認定が受けられるように被害者自身が動く必要が生じます。
被害者としては、どうして自ら動かなければならないのか、という不満を感じることもあるでしょう。
しかし日本の法律上、賠償請求を行うには、
請求をする側が損害の存在を立証しなければならない事とされているのです。

後遺障害認定を受けるために必要な立証とは、ずばり医学的証拠です。

自覚症状をどれだけ訴えても、他覚的にそれを立証あるいは説明できないのでは、
法律上の賠償責任を相手に負わせることは出来ません。
法律上の賠償責任を負わせることが出来ない以上、請求をしても相手はまず応じないのです。

むち打ちに関して必要な医学的証拠とは、
むち打ちによって起きている症状を医学的検査によって原因追求することによって作られます。
例えばMRI画像によって頚椎の椎間板にヘルニアが読み取れる。
これによって証拠が得られたと早とちりされる方が多いのですが、これでは証拠としては不十分です。
ヘルニアがあったとしてもそれによって症状が出ているかどうかはわからないのが実際のところです。
まずは画像にて異常を探す。さらに詳細な神経学的テストを行い、
その画像所見と自覚症状とを結びつけるための作業が必要なのです。
こうした法律上の賠償の実務について、多くの主治医はよくわかっていません。
医師の立場としては検査は治療のために行うものです。
原因を特定したところで治療内容はさほど変わらないのがむち打ちという傷病の特徴ですから、
患者自身がよほど切望しない限り、そのような詳しい神経学的検査などやってくれないのです。

多くのむち打ち被害者が、よく知らないがために正当な扱いを受けられずに泣いています。
又は正当な扱いを受けられていないことにすら気付いていないまま、
長年に亘ってしつこい症状に悩まされ不合理に泣き寝入りを余儀なくされています。

さらに、既にあげた「椎間板ヘルニア」等の病名は、
外傷で発症するようなものではなく、持病によるものだとするのが、
今の医学会ではスタンダードとも言える状況ですから、
主治医によってはその立証に協力しないばかりか、
患者が不当な賠償請求を目論んでいる「悪い奴」がごとく扱うこともあります。

そうなれば、事故の加害者ばかりか主治医までもが敵のようなものです。
こうした事態を避けるためには、自身も「味方」をつける必要があるでしょう。

こうした内容で正当な権利を勝ち取るためには、
単に法律に詳しいだけではなく、
法律と同時に医学知識や、そうした医学会の中における
医師の持論や先入観、医師の世界の世渡り的な面まで熟知した
本当の意味での「賠償実務の専門家」の助けを得る必要があります。


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